|
[ − ]
|
韃靼漂流記 (東洋文庫)
・園田 一亀
【平凡社】
発売日: 1991-09
参考価格: 2,835 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 29,800円〜
|
・園田 一亀
|
カスタマー平均評価: 4
明清交代に際会した日本人の記録 17世紀の半ば、越前国新保村の竹内藤右衛門ら58名は、松前貿易のために三国浦を船出しますが、航海中暴風のため難破の憂き目に遭い、今の沿海州ポシエット湾の辺り、「韃靼」の地に漂着します。仲間の大半は現地民とのトラブルにより非業の最期を遂げますが、生き残った15名は瀋陽を経て北京に送られ、当局の保護の下、暫し北京滞在の日々を送ることとなります。
時あたかも西暦1644年、中原では大明帝国が李自成によって倒され、その混乱に乗じて満清が入関を果たした正にその年に当たります。日本漂流民が北京で目にしたのは、摂政王ドルゴンによる執政の下、建国隆運の気に漲る「韃靼人」たちの溌溂たる活躍振りでした。数百年に一度ともいうべき激動を正に目の当たりにして、彼ら日本漂流民の胸中に去来したものは果たして何だったのでしょうか。
本書は、彼ら漂流民が帰国を果たした際の幕府による取調べ調書(「韃靼漂流記」)の全文とともに、戦前に満鉄等で活躍した園田一亀博士による考証論文(「韃靼漂流記の研究」)等を収録しています。後者は、かの内藤湖南博士の研究を引き継ぐものであり、「漂流記」の史料的価値を実証的に検証しています。
明治以前の日本人による漂流記録はそもそも稀だと思いますが、この運命的な年に運命的な場所へ赴いた記録が残っていたものです。「漂流記」の内容も然ることながら、歴史の不思議さなど、些か感じるところがありました。
内容的には必ずしも一般向けというわけではありませんが、満清ファンの皆さんには是非一読をおススメしたいと思います。
|
|
[ − ]
|
山茶花梅雨 (現代名随筆叢書 (48))
・軽部 やす子
【日本随筆家協会】
発売日: 2003-06-13
参考価格: 1,575 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 29,757円〜
|
・軽部 やす子
|
カスタマー平均評価: 0
|
|
[ 単行本 ]
|
新版断腸亭日乗〈第1巻〉大正六年‐昭和元年
・永井 荷風
【岩波書店】
発売日: 2001-09
参考価格: 5,250 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 29,500円〜
|
・永井 荷風
|
カスタマー平均評価: 4
岩波文庫版を卒業したら、思い切って購入しよう。 日記は後ろめたい。そこにあるのは他人のプライバシーへの覗き見趣味であるからだ。しかし、覗き見こそ読書の「悦楽」といえるわけで、その意味でこの断腸亭日乗は存分に覗き見を愉しむことができる。田中康夫のぺログリ日記を読んでて面白いと思える人間にとって荷風の日乗が面白くない訳がない。 そこにあるのは透徹した文明批評であり、鋭い歴史観であり、あからさまな女性遍歴の集成である。行儀の悪いガキ(2ちゃんねる風に言えばドキュンの子供)は昔からいたし、神楽坂の田原屋は今も健在である。ある日の日記には荷風が交情を結んだ女性のリストが記されていて思わず苦笑してしまう。 岩波文庫版でも十分に日乗の真価を味わうことはできる。しかし、この際思い切ってハードカバーを7巻そろえてしまおう。初めから律儀に読むのも良いが、気まぐれにページを開いて読み始める読み方もまた魅力的である(日記だからこそこのような読み方に耐えうる)。 決して高い買い物では、ない。
|
|
[ 単行本 ]
|
ジョイス論・プルースト論―ベケット詩・評論集
・サミュエル ベケット
【白水社】
発売日: 1996-07
参考価格: 2,940 円(税込)
販売価格: 品切れ中
|
・サミュエル ベケット ・Samuel Beckett
|
カスタマー平均評価: 4
ここにベケットの思考法が透けてみえている ベケットがショーペンハウアーの熱心な読者だったことは知られている。だが、その最初の単行本が、デカルトの内的独白という形をとった詩だったことはどうか? ベケットが英仏両方の言語で小説を発表したのは有名だ。だが、プルーストにこんなににも共感を抱いていたなんて! そんなベケットの意外性に触れたければ、この詩・評論集を開いてみるといい。一見、二重三重にねじれまがっているように見えるベケットの世界が、実は「語り得ぬもの」を言葉にしようとする不可能の試みだったことが見えてくる。そこまでくれば、彼の言う「表現すべきなにものもない、表現すべき道具もない、表現すべき足場もない」という芸術のメチエが、いかに真摯なものであるか自ずと納得できようものだ。
|
|
[ − ]
|
讃岐典侍日記―本文と索引
【おうふう】
発売日: 2001-02
参考価格: 29,400 円(税込)
販売価格: 29,400 円(税込)
Amazonポイント: 294 pt
( 一時的に在庫切れですが、商品が入荷次第配送します。配送予定日がわかり次第Eメールにてお知らせします。商品の代金は発送時に請求いたします。 )
|
|
カスタマー平均評価: 0
|
|
[ 単行本 ]
|
少年の日・常さん
・上村 てる緒
【碧天舎】
発売日: 2005-09
参考価格: 1,575 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 28,462円〜
|
・上村 てる緒
|
カスタマー平均評価: 0
|
|
[ − ]
|
飛鳥井雅有日記全釈
・水川 喜夫
【風間書房】
発売日: 1985-01
参考価格: 28,350 円(税込)
販売価格: 28,350 円(税込)
Amazonポイント: 283 pt
( 一時的に在庫切れですが、商品が入荷次第配送します。配送予定日がわかり次第Eメールにてお知らせします。商品の代金は発送時に請求いたします。 )
|
・水川 喜夫
|
カスタマー平均評価: 0
|
|
[ 単行本 ]
|
曽良本おくのほそ道―解釈と鑑賞
・花輪 茂道
【笠間書院】
発売日: 1993-04
参考価格: 1,835 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 28,000円〜
|
・花輪 茂道
|
カスタマー平均評価: 0
|
|
[ ハードカバー ]
|
珍日本紀行
・都築 響一
【アスペクト】
発売日: 1996-12
参考価格: 9,991 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 27,524円〜
|
・都築 響一
|
カスタマー平均評価: 4
微妙な本 価格とサイズ、いずれにおいても購入するかどうか微妙な本である。 文庫では小さすぎる。でもこの価格にしてここまで大判でなくてもよい感じ。ユーズドで5000円以下なら買いの本である。 この本を読まなければ、一生旅行することもないであろう、興味のなかった都道府県に興味が出てしまうという、かなり魅惑的な内容を含んでいるので、持っていて損はないだろう。 私にとってはまったく関心すらなかった三重県が、いってみたい場所になってしまった。 マニアックな本! 値段は高いが、写真がいっぱいなので納得!でも、興味のアリ・ナイはふたつに分かれるところ。国内旅行の際にはこの本で”おもしろい所はないか?”ときっと探すこと間違いなし!!私は2週間悩んだあげく購入しが、大切に持っておこう一冊になった。ガイドブックにない”珍”な日本を知りたいひとは是非オススメ。
|
|
[ 大型本 ]
|
ブータン―東ヒマラヤの王国
・フランソワーズ・ポマレ=イマエダ ・ギー・ヴァン・ストゥリドンク ・今枝 由郎
【講談社】
発売日: 1985-07
参考価格: 8,190 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 27,774円〜
|
・フランソワーズ・ポマレ=イマエダ ・ギー・ヴァン・ストゥリドンク ・今枝 由郎
|
カスタマー平均評価: 0
|
|