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江戸川乱歩文庫〈第8〉 (1957年)
・江戸川 乱歩
【春陽堂書店】
発売日: 1957
参考価格: オープン価格
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,500円〜
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・江戸川 乱歩
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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唱歌のふるさと うみ (music gallery)
・鮎川 哲也
【音楽之友社】
発売日: 1995-09
参考価格: 1,733 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,500円〜
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・鮎川 哲也
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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D坂の殺人事件 (新潮カセットブック E- 1-2 名作ミステリー)
・江戸川 乱歩
【新潮社】
発売日: 1997-06
参考価格: 1,890 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,500円〜
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・江戸川 乱歩
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カスタマー平均評価: 0
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[ 新書 ]
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隼人伝説殺人事件 (広済堂ブルーブックス)
・峰 隆一郎
【廣済堂出版】
発売日: 1987-04
参考価格: 714 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,500円〜
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・峰 隆一郎
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カスタマー平均評価: 0
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[ 新書 ]
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アルプス冬物語―山岳ミステリー傑作集 (BIG BOOKS)
・梓 林太郎
【青樹社】
発売日: 1993-02
参考価格: 764 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,500円〜
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・梓 林太郎
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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中国梵鐘殺人事件 (ディー判事シリーズ)
・ロバート・ファン フーリック
【三省堂】
発売日: 1989-09
参考価格: 1,988 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,490円〜
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・ロバート・ファン フーリック
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カスタマー平均評価: 5
中国梵鐘殺人事件 中国唐代の実在の人物・狄仁傑(ディー・レンチェ)を主人公とする推理小説シリーズの1冊。優れた政治家として知事などを歴任し、さしもの則天武后も彼を高く評価していたという。中国では知事が判事を兼ねるので、行く先々の任地でディー判事は奇妙な事件を鮮やかに解決する。この作品は邦訳は『中国梵鐘殺人事件』として三省堂から出版されているが、既に絶版。 ディー判事の鋭くも人情溢れる推理と裁き、そして忠実で痛快な2人の部下、多彩な登場人物。毎回、恋愛のもつれあり悲恋あり盗難あり殺人ありの盛り沢山な内容で、中国の講談風に、一見短編集かと思えるほどバラバラのいくつかの事件が起こる。それで何と最後は見事に一つの解決に収斂していく、その鮮やかな様は感動さえ呼ぶ。正に恐ろしいほどの筆の冴え。 著者は元駐日オランダ大使にして中国研究家、十数ヶ国語を操り、知日家にして、中国や中国語についても専門の論文を中国語で書くほどの才人。 推理小説としても面白さは抜群な上に、何と、邦訳版では収録されている挿絵まで著者が描いている。そしてこれがうまい!雰囲気が出ている! このシリーズは20冊近くが書かれ、各国語版が出ているが、日本ではこの『梵鐘』と、『中国湖水殺人事件』『中国鉄釘殺人事件』『中国黄金殺人事件』(いずれも三省堂)『中国迷宮殺人事件』(講談社文庫、同内容でちくま文庫『中国迷路殺人事件』あり)『ディー判事 四季屏風殺人事件』(中公文庫)、早川版の『真珠の首飾り』のみが翻訳されている。 しかし、推理小説としては中国史研究、日蘭交流史研究の上でも重要視されているが、『四季屏風』と『真珠〜』以外は現在は絶版。何とか今後全作品の邦訳をと熱望している。
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[ 新書 ]
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愛と青春のサンバイマン (トクマ・ノベルズ・ミオ)
・藤井 青銅
【徳間書店】
発売日: 1987-11
参考価格: 714 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,477円〜
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・藤井 青銅
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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やさしい関係 (上) (大活字本シリーズ)
・阿刀田 高
【埼玉福祉会】
発売日: 2001-01
参考価格: 3,465 円(税込)
販売価格: 3,465 円(税込)
Amazonポイント: 34 pt
( 一時的に在庫切れですが、商品が入荷次第配送します。配送予定日がわかり次第Eメールにてお知らせします。商品の代金は発送時に請求いたします。 )
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・阿刀田 高
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本(ソフトカバー) ]
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死の序列
・キャスリーン レイクス
【角川書店】
発売日: 2000-05
参考価格: 1,890 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,420円〜
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・キャスリーン レイクス ・Kathleen Reichs
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カスタマー平均評価: 3.5
アクティブな主人公 テレビのテンペは、基本的に「皮のついた遺体」「フレッシュ」なものは、
自身の守備外として、扱わない設定です。
皮のついている、フレッシュなものは、検視官の範囲ですからね。
そう考えると、骨、法人類学者の範囲は狭いのではないかと思います。
ですが、この作品では、狭さを感じさせません。
やはり、小説としての楽しみである、主人公の身の危機なんかは、スリリングで面白い。
つくづく、命を狙われる人ですね…
前作同様、アクティブが過ぎて、命を狙われます。
また、大学やそのほかの機関で講師を行ったり、大忙しのようです。
今回の軸となるものはカルト。
全体的に宗教色が強く、しょっぱなのシスターの遺体を掘り返すエピソードが後半まで続きます。
その埋葬されたシスターの秘密は、ラスト近くで判明します。
回顧録のように書かれているため(「あとになって、このときの…」みたいな)、
実際に触れるまで、ジリジリします。
個人的ですが、非常に読み応えがあります。
そして読みやすい。
テレビシリーズとは別物ですが、いい作品に出会えたと感じています。
しかしながら、自身がカナダやフランス語に疎いので、読みづらい部分や??な部分が多数。
面白いけど、日本受けしないのか?
かなりの作品(10作以上)が発表されているが、日本では翻訳されているのは3作のみ。
続きが出ることを祈るばかり… 忠誠心に欠ける一読者の感想 作者Kathy Reichsは実際にノース・キャロライナ州とカナダケベック州の法医であるため、描写が現実的だ。ただ、私は骨について興味がないため、分からないままで読み進めることも多い。読者とはこうも忠誠心がないのかと、我ながら感心した。 パトリシア・コーンウェルに近似している前作を読んで、もう読むのを止めるのかなと思っていたが、2作目も平然と買って読んでいた。ケイ・スカルペッタに似た魅力的な登場人物がいれば、読みたくなるのも不思議ではない。 ケイもTempeもとても強く魅力的な女性に描かれている。どちらも末永く本の中に登場して欲しい。
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テロルの現象学―観念批判論序説 (ちくま学芸文庫)
・笠井 潔
【筑摩書房】
発売日: 1993-07
参考価格: 1,365 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,400円〜
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・笠井 潔
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カスタマー平均評価: 5
大変な労作 とにかく圧倒されました。−パリの屋根裏部屋でテロルの現象学を書き始めた頃、私は人間が生きて味わうものを、もはや底まで経験しつくした、と感じていた。と、笠井氏は書いています。゛バイバイ、エンジェル゛の中で、矢吹駆が同じようなことを言っていましたね。気取りでも独りよがりでもない、すごい言葉を吐いたものだと素直に驚きました。 古代ギリシャから原始キリスト教、中世異端派、フランス革命、モスクワ裁判、ポル・ポト、連合赤軍、ドストエフスキーやサルトル、三島はもちろんのこと、二葉亭四迷まで。 素人の私は、笠井氏が通り抜けてきた、これらありとあらゆる観念の悲劇についての徹底した考察の前に、もはやコメントなど仕様もなく呆然と立ちすくむだけです。 専門家なら、一つ一つの事象について、そこは違う、あそこは解釈が間違っている、などと意見もいえましょうが、私は特にそのようなことに興味はありません。ただ、読み終わって感じたことは、人間は自然をそのまま受け入れて生きていけるほど頭脳が下等にはできていないし、この世に新たな秩序、幸福をもたらしたものの多くが仮定、ないしは観念から生まれたことも否定できない。ところが、その観念がこれほどまでに人間を苦しめるものにもなりうるとは。 一番悲しいことは、テロや、観念の毒気に染まっていく人達には、笠井氏の言葉が決して届かないと言うことです。宗教の力で全人類が救える、と単純に考えている人々もそうです。(あえて言いますが)心ある人々は、観念と現実の軋轢から起こる悲劇を最小限の被害ですむように、無言の努力を継続していくしかない。本当に今のところそれしかないようです。 とにかくこの論考で、人間がなぜ観念の狂気に踊らされるのか、という基本的な構造は明らかにされました。願わくば、今世紀は人間が人間自身にもっと本当の意味で思いやりを持てる時代になってくれることを期待します。こんなことを考えさてくれる学術書などめったにないでしょう。 笠井潔の記念碑的労作 開放を目指した革命がなぜ虐殺に転じるか、『バイバイ、エンジェル』で追求した逆説がここではより精緻に展開されています。文章などが多少読みづらいなどの欠点はありますが、笠井潔の若い情熱が溢れている記念碑的労作です。観念の悪をこれほど執拗に追及した作品は他にないでしょう。
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