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[ 単行本 ]
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私説三国志 天の華・地の風 完全版〈10〉 (fukkan.com)
・江森 備
【ブッキング】
発売日: 2008-03
参考価格: 1,470 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,000円〜
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・江森 備
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カスタマー平均評価: 4
10巻を読む前に。 本編のラストと外伝が2編。
本編の方は、この作者様のサディスティックな面がバッチリ出ておりまして、なんとも冷酷非道。純真な方ですと、ショックで固まってしまうでしょう。
この作品が耽美系で、主人公が孔明である事を考えますと、悲劇的で余韻のある、美しいラストにするのが妥当かと思うのですが、
アクセルの踏みすぎで、ガードレールを突き破り、崖から転落しちゃった、みたいな、身も蓋も無い終わり方で、
元々の三国志の諸葛孔明というキャラクターとイメージが著しく乖離しており、非常に強い違和感を覚えました。
さらにその後に続く外伝「死者たちの昏き迷宮」
本編終了後の地獄編です。
こちらも作者様の嗜虐性がいかんなく発揮されておりまして、孔明様にまでこれをやるのかよ?! と、正直ビビリました。
軽い気持ちで読み始めたはずが、何だか 超怖いホラー映画を見た様な気分。
10巻の内容を全く知らない方が、1冊一気読みしてしまいますと、ショックで寝込んじゃうかも。
心が痛いけど、最後まで諸葛亮に付き合います。 江森三国志完全版ラスト!
正直、一般的な諸葛亮のイメージをぬぐい去らずに読み続けてきた者にとって、この10巻は「つらすぎる」の一言。9巻までは政敵を消したり、戦に勝ったり、おバカ皇帝をへこませたりと、カタルシスもあった。なのに、10巻にはそれが(ほぼ)ない!ひたすら、諸葛亮の外堀を埋める描写が続き、気がつけば、五丈原で血を吐いてる(笑)。1巻の最初の30ページを「まあ良いか」と、意外にもあっさりと許容できたが、10巻の最後の30ページは、本当につらい…。おまけに、正史で、楊儀のサッカーボールにされていた魏延の描写が、よりにもよって引用され(笑)、「崖からの突き落とされ感」が倍増。江森先生、そんなに読者をいじめないで下さい(涙)。
外伝二編収録ということで、どんな内容か期待した。姜維に対する、後世の歴史家からの評価が微妙なのは、『残された諸葛家の人々が、報復のつもりで蜀漢政界の裏に手を回してたから』だとか(笑)、何でもいいから、主人公側が反撃する話が欲しいなあと思っていたが、見事に外れた?。星が4つなのは、つらい=面白くないという意味では決してなく、外伝が精神衛生的にリハビれる内容じゃなかったからです(苦笑)。そもそも、この10巻、本編も外伝も諸葛亮本人のまともなセリフがほとんどないじゃん。いくら、諸葛亮が非運(晩翠調)や悲壮感しか似合わない人だとしても、こんなに一方的に痛めつけられてフォロー無しだなんて、あんまりだ。こんな感想を抱くのは、私がJUNE系とは無縁の読者だから?いやいや、JUNEの連載のころから読んでる人だって、ひえ?っと思ってる人は(少しは)いるはず!
10巻を読んでしまった以上、森本レオ、唐国強、土井晩翠、杜甫の助けを借りて、自力でリハビリするしかありませ?ん。
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[ − ]
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亡国に至るを知らざるは亡国なり―足尾鉱毒事件、日清戦争
・斎藤 成雄
【近代文芸社】
発売日: 1987-11
参考価格: 1,470 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,000円〜
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・斎藤 成雄
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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旋風時代―大隈重信と伊藤博文
・南条 範夫
【講談社】
発売日: 1995-09
参考価格: 1,733 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,000円〜
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・南条 範夫
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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漢王 劉邦物語―覇王 項羽を撃った三傑 蕭何・韓信・張良の知略
・石山 隆
【舵社】
発売日: 1996-11
参考価格: 1,890 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,995円〜
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・石山 隆
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本(ソフトカバー) ]
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鷺草―大津皇子とその姉と
・池田 美由喜
【新風舎】
発売日: 1999-08
参考価格: 1,575 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,989円〜
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・池田 美由喜
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カスタマー平均評価: 5
せつない愛が胸の中に染み入ります! とても感動的な本でした。万葉ファンにはオススメです! 大津皇子と大伯皇女の、お互いを思いあう愛が、とても悲しく、せつなく書かれております。 しかし、その愛の純粋さゆえに、悲劇の姉弟はもしかしたら幸せだったのかもしれないという、感動も覚えました。 とても感動的な本です、是非ご一読下さい。
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[ 単行本 ]
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信玄の巻 (武田三代記)
・高野 楽山
【新人物往来社】
発売日: 1988-06
参考価格: 1,365 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,980円〜
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・高野 楽山
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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富士に立つ影〈7〉運命篇 (ちくま文庫)
・白井 喬二
【筑摩書房】
発売日: 1999-01
参考価格: 924 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,980円〜
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・白井 喬二
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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海嶺
・三浦 綾子
【主婦の友社】
発売日: 1989-12-01
参考価格: 2,039 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,980円〜
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・三浦 綾子
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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岡本綺堂妖術伝奇集―伝奇ノ匣〈2〉 (学研M文庫)
・岡本 綺堂
【学習研究社】
発売日: 2002-03
参考価格: 1,470 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,980円〜
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・岡本 綺堂
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カスタマー平均評価: 5
名作「玉藻の前」 岡本綺堂の伝奇集。長編2作に訳出長編1作、戯曲に短編に随筆と盛りだくさんの内容。中でもその半分を占める長編が素晴らしい。姫路城の天守閣に棲むという妖女の有名な伝説を綺堂流に著した「小坂部姫」もさることながら、大正七年(1916年)に婦人公論に連載された「玉藻の前」の素晴らしさには感動してしまいました。これ程の美しい文章は類を見ないと言っても過言では無い程。そして那須高原に今も残る殺生石で有名な玉藻伝説を綺堂流に悲恋物語として著したこの作品はあまりにも切なく、美しい名文が相伴って涙を誘います。果たして妖狐に魅入られた少女・藻(みくず)は完全に消失してしまったのでしょうか。ひょっとしたら思念だけが妖狐・玉藻に残っていたのかもしれません。しかしかつての幼馴染の千枝松を「千枝まよ」と呼ぶ玉藻には妖かしの者に身体を乗っ取られながらもかつての藻(みくず)が表出した感もし、「藻よ。玉藻よ」とかつての少女を呼ぶとも今の妖女を呼ぶとも定かでない千枝松の悲痛な叫び。綺堂が多くを語らない分、読む者の勝手な連想を起こさせるのもこの作品の凄さではないでしょうか。 まさに匣と言える、豪華な内容 タイトルの通り、かなり豪華な本です。どこが豪華かと言えば、まず長編が二本、綺堂本人が翻訳を手掛けたゴシックロマンスの様な小説が一本、戯曲が四本、短編小説が三本、さらに随筆と解説がついて、本当にこれでもかと言うぐらいに完成度の高い作品が収められています。それも文庫サイズなのですから、我々読書家にとっては(値段や本の異常な分厚さはさておき)捨ててはおけない一冊なはずです。
内容もまた素晴らしい。最近の怪談話やホラー小説はどうしても奇怪な出来事の数々が自分とはほとんど無縁な世界で繰り広げられるのに対して、この中に納められた作品はもっと親近感を与えるような感じです(時代背景、というもともあるのでしょうが)。妖魔に恋する人間あり、みずから邪の道に入る美女あり、夢と現実との境目を見いだせなくなる人物あり、怨霊と通じて仇を討つ女あり、狼にとりつかれて人を食らう女あり……と実に多彩。恐ろしくもあり、哀切でもあり、妖艶でもある世界観に引き込まれること請け合いです。
是非読んでみてください。きっと、私達の生活とは違う軸で展開する物語に驚かれるはずです。 綺堂の怪談はなぜ怖いか 本邦怪談の屈指の傑作として幸田露伴の『幻談』がありますが、これがなぜ怖いかというと怪異をまったく説明しないからであります。夏目漱石『夢十夜』やその流れを汲む内田百閧ェ不気味なのも同じ理由からですね。同じことが岡本綺堂の怪談『青蛙堂鬼談』にも言えます。特に「木曾の旅人」が好きだったのですが、本書を見ると、この話にはモデルがあるということが巻末資料でわかりました。そうとわかっても、やっぱり怖い。筆の運びといい、けだし名人芸です。
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[ 文庫 ]
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邪恋梅雨 (双葉文庫)
・梅本 育子
【双葉社】
発売日: 2000-09
参考価格: 650 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,979円〜
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・梅本 育子
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カスタマー平均評価: 0
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