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[ 文庫 ]
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萌がさね―藤原道長室明子相聞 (講談社文庫)
・鳥越 碧
【講談社】
発売日: 2000-09
参考価格: 920 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,830円〜
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・鳥越 碧
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カスタマー平均評価: 2
二番目の妻の苦悩 平安時代は一夫多妻である。 正確に言えば多夫多妻の時代なのだが、 この本ではあくまでも一夫多妻の時代の「二番目の妻」の苦悩を延々と描いている。舞台が多少特殊なだけで、日陰に甘んじる女の普遍的なストーリー。 まあ、道長の妻の物語というのは、確かに珍しいし、 きらびやかな王朝絵巻なので平安文学が好きな人には面白いと思う。 しかし、苦悩はするが生活には困らない、お貴族様の話なので、 あんまり感情移入のしどころが無い物語である。 はっきり言って、源氏物語を読んでるほうがずっと面白い。
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[ 単行本 ]
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小堀遠州
・中尾 實信
【鳥影社】
発売日: 2008-04
参考価格: 2,940 円(税込)
販売価格: 2,940 円(税込)
Amazonポイント: 29 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,754円〜
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・中尾 實信
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カスタマー平均評価: 4.5
読む価値ありの歴史小説 久しぶりに文学の香りたつ長編歴史小説にめぐりあえた。思わず、司馬遼太郎を思いだしてしまう程の雄大なスケールと充実した内容に圧倒された。単なる茶人の話かと思っていたら、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の武人の系譜と、千利休・古田織部そして遠州の美の系譜の織り成す壮大な歴史ドラマだった。 日本の文化史を茶の湯を軸に見事に小説化 人殺しを美化する戦国武将の歴史小説が氾濫する中、日本の文化史を茶の湯を軸にして見事に小説化していると思います。平和や文化の大切さを深い洞察をもとに問いかけた画期的な歴史小説だと思いました。日本固有の文化を築き支えた無名の職人衆への温かい眼差しは、小堀遠州を通じた作者のものとも言えるでしょう。 茶人伝と言うより、戦国絵巻か 紀伊国屋新宿南口店で小堀遠州についてかかれた超分厚い本
をみつけた。まだ全部読んでいないが、その精緻
な論考と、膨大な参考文献とに圧倒された。間違いなくこれは凄い本である。しかも
時代が信長・秀吉・家康の活躍していた時期とダブり、この部分だけでも楽しめる。
小説仕立てなので読みやすい。
茶人はなぜか権力と結びつき、しかも利休や織部など悲惨な最期を遂げる人が多いが、小堀遠州は
無事に生き延びて実に膨大な仕事をしたらしい。
この人は江戸時代前期のレオナルド
・ダ・ビンチといってもよいぐらい多方面に才能を開花させた人で、大名でありなが
ら、茶人、建築家にして庭園技師、陶芸の巨匠でもある。京都二条城の見事な庭園は
この人の手になるもので、とりわけ桜花爛漫たる季節はこの庭は美しさの極地とな
る。そういう才能がどうして発揮できたのか、そもそも安土桃山時代から江戸時代と
いう波乱万丈の激動期に、どうしてこんな人が誕生したのか、そのへんの秘密がこの
一冊に見事に凝縮されているのである。絶対お薦めの一冊。
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[ 単行本 ]
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愛蔵版 初ものがたり
・宮部 みゆき
【PHP研究所】
発売日: 2001-05-24
参考価格: 1,470 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,821円〜
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・宮部 みゆき
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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御三家の反逆
・南原 幹雄
【新人物往来社】
発売日: 1998-12
参考価格: 2,940 円(税込)
販売価格: 2,940 円(税込)
Amazonポイント: 29 pt
( 通常6〜9日以内に発送 )
中古価格: 1,820円〜
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・南原 幹雄
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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才市;蓑笠の人 (講談社文芸文庫)
・水上 勉
【講談社】
発売日: 1994-05
参考価格: 999 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,819円〜
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・水上 勉
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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乱の裔
・羽太 雄平
【実業之日本社】
発売日: 1995-03
参考価格: 1,835 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,816円〜
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・羽太 雄平
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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異聞沖田総司 (大陸文庫)
・中田 耕治
【大陸書房】
発売日: 1990-05
参考価格: 550 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,816円〜
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・中田 耕治
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カスタマー平均評価: 0
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[ 新書 ]
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女人狂乱 延命院事件
・笹沢 左保
【産経新聞ニュースサービス】
発売日: 1996-07
参考価格: 897 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,798円〜
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・笹沢 左保
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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筑紫の磐井
・太郎良 盛幸
【新泉社】
発売日: 2008-11
参考価格: 2,100 円(税込)
販売価格: 2,100 円(税込)
Amazonポイント: 21 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,800円〜
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・太郎良 盛幸
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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小説 明恵
・寺林 峻
【大法輪閣】
発売日: 2006-09
参考価格: 2,310 円(税込)
販売価格: 2,310 円(税込)
Amazonポイント: 23 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,800円〜
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・寺林 峻
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カスタマー平均評価: 5
人はそうあるべきように生きる この小説は明恵上人の一代記である。明恵は鎌倉前期の華厳宗の僧。厳密に言えば僧籍にはなく、上人(聖)であった。紀州有田の生まれである。この小説では幼名を薬師丸、京都の神護寺「明恵坊」で文覚の教えも受け修業を積む。 「早十三歳になりぬ。すでに年老いたり。死なむ事近づきぬ」ということを書きとめている。 その後、清滝川に沿った都賀尾の十無尽院に居を移す。「いま明恵は一人歩きを始めた。具足戒を授かって十六歳」(挿絵付き)そして精進一筋の明恵の樹上座禅像が伝えられる。瞑想に耽る姿はまさに聖者である。明恵を象徴する言葉は「人は阿留辺幾夜宇和と云う七文字を持つべきなり=人はそうアルベキヨウを生きるのがよい」という意味である。これは文覚の「自分でなければなせぬ生き方をせよ」との教えでもあった。明恵は華厳の動的な静謐さ、瑞々しさ、澄明さ、清冽さの中で六十年の生涯を閉じたのだった(雅)
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