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その時々の出来事に対して注目される政治家や、その周辺にいる側近議員が如何に思い、政治的に行動したかなどが克明に書かれてあり素人の方には若干難しい部分もありますが、読む価値は十二分にあると思います。
小泉VS抵抗勢力の続編
２００１年の秋ごろから２００２年の総選挙が終わるころまでの政界・永田町の政治家たちの動きが様々な政治家に対する取材を中心に書かれています。

それなのにこの評価はそうです！！下巻に入ると時間の進みかた、隠密裏の会合。推理小説のようにどきどきとしてきます。実際の政治もまさにこれ以上のものなのでしょうか？想像を膨らましてしまいました。

総理大臣のモデルともいうべき存在細川前総理。今は何をしてらっしゃるのでしょうか？インターネットで調べました。もう政治もお辞めになられていたのですね。知りませんでした。陶芸家になられたそうです。
文句なしの評価です
政治はけっして得意の分野ではない私が、書評などにつられて読み始めた1冊です。

上巻３分の２位までは、やはり難しかったなーと後悔してました。上巻を読破するのに１週間以上もかかってしまいました。がしかし、衆参両議院や、連立内閣との葛藤、後半に入ってからはページがどんどん進むくらいに読み応えがあります。ある党の内部抗争には目を見張るものがあります。

けっして政治が得意でない方にも読み応えがあるのではないでしょうか。
いわゆる高級官僚と呼ばれている方たちも、テレビなどでは金銭面のことが多く報道されており、なんだか一般の市民は馬鹿にされているようにとらえてしまいがちですが（そういう人もいるのでしょうが）、寝る間もおしんで総理を支える姿には脱帽ものです。