しかし、一番のテーマは、「神の見えざる手」ではないでしょうか?主人公が「神」の意思を知り、それを実現しようとします。それこそが、日本を守ることだと信じて・・・。
ところで、私ごとですが、私はこの小説を読んで、国債、為替に魅力を感じなくなりました。そして、神の見えざる手は、株式市場において一番機能すると悟りました。つまり、私=素人では、国債や為替を投資対象に選ぶべきではないと悟りました。理由は・・・。なぜなら、神の見えざる手が、国債市場、為替市場では働かないと思った、つまり、相場を、操作管理できると、信じている人たちが、国債市場、為替市場を支配しているからです。早い話が、不正で、いびつだからです。
国債市場、為替市場が、こんな恐ろしい世界なのかと思って、身震いしました。そして、株式市場が平穏であることを喜びました。