地道な取材を重ねられた事が伺えましたし、又、留津や半兵衛の湖東焼きに対する深い愛情が随所に感じられて、コチラまで、嬉しくなりました。
時代小説が大好きで、良く読んでいますが、初めて時代小説に取り組まれたにしては、殆ど、違和感がありませんでした。
いつも思うのは、幸田さんの御本は、読んだ後、元気が出るという事です。 今の世知辛い世の中では、そういう本を読まない事には、“やってけない!!”という心境です。
これからも、どんなお話を聞かせて頂けるか、楽しみにしています。 どうぞ、お身体大切に…! 藍色のベンチャ−を読んで京都新聞に掲載されているときから、ずっと毎日楽しみに読んでいましたので早く一冊の本にならないかと首を長くして待ちわびていました。小説を読んだ後に彦根城に行ったとき、井伊大老もとても身近に感じられました。お茶を少しだけ嗜んでおりますので、焼き物のこともとても興味深く為になりました
私は主婦ですから自分がるつになった気持ちで読んでいたのだと思います。ですから、この小説はとても親しみやすく、自分の心にも素直に受け入れられたのだと思います。これからも幸田さんの作品楽しみにしております。 久々の感動!久々の感動! 縦軸に歴史、横軸に湖東焼きをダイナミックに構成、それに夫婦を中心とした人間模様を女性らしい繊細な視点で絡めた三次元的な小説。力強さの中に潜む極め細やかが秀逸! 暇つぶしではなく、真摯な姿勢で読破する価値・・。