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経済・社会小説

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ハゲタカ2(下) (講談社文庫) 小説 経団連 (戦後ニッポンを読む) 針の筵―企業に蔓延るいじめと差別 (新風舎文庫) 連鎖破綻―ダブルギアリング 21世紀 農の事件簿 火星甲殻団 星乃国邪神伝説 (講談社ノベルス) 小説 山一証券 疾駆する夢〈上〉 (小学館文庫) 反乱する管理職
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ハゲタカ2(下) (講談社文庫)

[ 文庫 ]
ハゲタカ2(下) (講談社文庫)

・真山 仁
【講談社】
発売日: 2007-03-15
参考価格: 800 円(税込)
販売価格: 800 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 410円〜
ハゲタカ2(下) (講談社文庫)
真山 仁
カスタマー平均評価:  4
現代版ラストサムライ
鷲津さんは誰がなんと言おうと自分の信じる道をとことん突っ走っていきます。そんな鷲津さんをサムライのようだ。自らが抜いた刀に全てを賭ける潔さ。自らの哲学を守る為なら鬼にも悪魔にもなると評しているセリフがあります。ほんとその通りでホライズンキャピタルの会長職をクビになった時も何億という退職金を断り最後に脅しをかけてさっさと辞めていきます。気持ちよい程の潔さ。だからかつて一緒に働いていた人達もそんな彼を慕ってごっそり辞めて彼に付いてくるのです。鷲津さんと一緒に仕事がしたいからと言って。 それと聞き慣れない経済用語(クラウンジュエルやパックマンディフェンス等々)が色々出てきて勉強にはなりますが理解しながら読まないとあとでまた出てきた時になんていう意味だった?となるのでその辺りが大変ですが魅力的な登場人物がいっぱいのエンターテイメント小説でした。最後に付け加えるなら私はしたたかで気の強いリンも好きです
「村岡」を笑えるかどうか。
激しい駆け引きを繰り広げる登場人物の中で、要領だけでお気楽かつ怠惰なサラリーマン生活を送る「村岡」。 あまり本筋にも関係なく完全に脇役扱いですが、個人的には影の主役と思っています。やたらと熱量の多い登場人物たちに囲まれた中で、初めて彼を見ると思わず侮蔑を感じずにはいられないのですが、ふと自分を思い返してみると果たして彼を笑えるかどうか。 ふつうのサラリーマンから言わせて貰えば、「村岡」がスタンダードに近いでしょ。彼のことを笑えるような会社員ってそんなに多くないはず。だから、彼が辿った末路については複雑な心境です。 ストーリーについては前作と同様スピード感もあり、一気に読ませます。けれども後半はなんだか「大スペクタクル ハリウッド超娯楽大作!」といった大味な感じなので少し減点。
現実感の乏しい経済小説
前作は読んでませんが、テレビで放映されたのとは話がずいぶん違うのでそれなりに面白さはありました。しかし話が大きくなりすぎていること、主人公がカッコよすぎることで経済小説としては現実感がなく途中で白けてしまいました。現実の経済活動はあくまで利益至上主義であって社会正義や死んだ部下のために巨額の退職金を蹴ってファンドを立ち上げるというのはありえない話に思われます。題名がハゲタカだけにもっと生々しくリアルな企業買収劇を読みたかったです。
続編の悲しい性のような出来
もともとの題がバイアウトだった長編経済小説の下巻 私に限らずハゲタカは皆,高い評価だったのにも関らず,続編である このハゲタカ2は低い. 多分,上巻の伏線であった,軍事政商のやっつけかたや,あるサラリーマンの 最後,なによりメインの企業再生について,新しさが見られないためでは ないかと思う. また,殺人とも思われる重要な人物の死が下巻で解決している 訳ではなくさらに続編で解決されるような伏線が感じられるのは 不完全燃焼のくささを感じる. とはいえ,ハゲタカ2で言いたかったと思われる,企業再生に 必要なのは,再生ファンドでもお金でもなく,意思の力というのは ミカドホテル,シャイン,曙電機の全部で言いたかったことの 様な気がする. 今後の続編として,まだ主人公がまだ,トンネルから抜けきれて 居ないこと,現在の複雑な経済状況など題材は色々あるので 楽しみではある.
次回に続くのか
ハゲタカの前作には少し劣りますが、 それでも、一気によめます。 話が大きくなり、ドキドキハラハラはありますが、 リアリティがなくなってるのは残念 ラストで次回作へ続きそうな気配も。

小説 経団連 (戦後ニッポンを読む)

[ 単行本(ソフトカバー) ]
小説 経団連 (戦後ニッポンを読む)

・秋元 秀雄 ・佐高 信
【読売新聞社】
発売日: 1997-07
参考価格: 1,575 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 405円〜
小説 経団連 (戦後ニッポンを読む)
秋元 秀雄
佐高 信
カスタマー平均評価:   0

針の筵―企業に蔓延るいじめと差別 (新風舎文庫)

[ 文庫 ]
針の筵―企業に蔓延るいじめと差別 (新風舎文庫)

・周防 和夫
【新風舎】
発売日: 2007-01
参考価格: 683 円(税込)
販売価格: 683 円(税込)
( 一時的に在庫切れですが、商品が入荷次第配送します。配送予定日がわかり次第Eメールにてお知らせします。商品の代金は発送時に請求いたします。 )
中古価格: 400円〜
針の筵―企業に蔓延るいじめと差別 (新風舎文庫)
周防 和夫
カスタマー平均評価:   0

連鎖破綻―ダブルギアリング

[ 単行本 ]
連鎖破綻―ダブルギアリング

・香住 究
【ダイヤモンド社】
発売日: 2003-08
参考価格: 1,785 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 400円〜
連鎖破綻―ダブルギアリング
香住 究
カスタマー平均評価:  4
良質の金融小説
バブル前後の保険会社の乱脈経営を描いた金融小説で、登場人物もわざと名前が変えてあるものの、実在の人物をモデルにしている、ノンフィクション性の高い作品である。破綻寸前の生命保険会社、勢いづく外資系金融機関、不良債権処理にあえぐ銀行、金融庁などの関係がかなりのリアリティをもって書かれている。当時、ほとんど新聞報道ベースの表面的な事実しかフォローできなかったが、きっと4、5年前の報道の裏側の状況はこうだったんだろうなあと想像しながら読み進めることができ、なかなかエキサイティングだった。良質の金融小説である。
50%ノンフィクション
A生命ではありませんよ。 確かに舞台・時期の設定はA生命ですが、 サラリと挿まれている独身寮の下り、新人研修の場である「教習所」、ホテル経営者への不正融資の話、本社屋の描写、 会長のキャラクターなど、ディテールはC生命のようです。 小説ですから多少の脚色はありますが、「当事者」にとってはかなりリアリティのある読み物でした。 ほんの数年前までは日本的経営、風土、愛社精神、等などが強く残っていた業界であり、 現在は外資系の台頭もありでどうなのか分かりませんが、 当時の業界を知る者であれば共感できる部分も多いと思います。 日本的経営思想や古い考え方がいいのだとは言いませんが、 会社に勤める、会社を守る、契約者を守る、という事がどういう事なのか、とても考えさせられる小説でした。
別に泣きませんでした
というより、面白くなかったので途中で寝てしまいました。
生命保険をしりましょう!!
金融にいながら、保険はわかりませんでした。
が、読んで驚き、そして通勤電車で泣きながら読みました。
保険会社のペイオフがあるなんて知らなかった。
よくできていると思います。他の方も泣きながらよまれたそうですが、うまいですよ。
さすがにリアル
生保の人が共同執筆者だけあり、さすがにリアルである。最初の数十ページはちょっとだらだらしているが、そこからはスムーズな展開である。ちょっと臭いが激しい人間ドラマもある。生保をめぐる金融庁、政治家、銀行などの絡み合いも面白い。どうやらモデルは朝日生命のようであるが、こんな会長がいたのか?

21世紀 農の事件簿

[ − ]
21世紀 農の事件簿

・岡根 裕
【近代文芸社】
発売日: 1994-02-01
参考価格: 1,529 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 400円〜
21世紀 農の事件簿
岡根 裕
カスタマー平均評価:   0

火星甲殻団

[ 単行本 ]
火星甲殻団

・川又 千秋
【早川書房】
発売日: 1987-12
参考価格: 1,260 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 399円〜
火星甲殻団
川又 千秋
カスタマー平均評価:   0

星乃国邪神伝説 (講談社ノベルス)

[ 新書 ]
星乃国邪神伝説 (講談社ノベルス)

・紀和 鏡
【講談社】
発売日: 1987-11
参考価格: 714 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 398円〜
星乃国邪神伝説 (講談社ノベルス)
紀和 鏡
カスタマー平均評価:   0

小説 山一証券

[ 単行本 ]
小説 山一証券

・水沢 渓
【健友館】
発売日: 1998-04
参考価格: 1,680 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 396円〜
小説 山一証券
水沢 渓
カスタマー平均評価:   0

疾駆する夢〈上〉 (小学館文庫)

[ 文庫 ]
疾駆する夢〈上〉 (小学館文庫)

・佐々木 譲
【小学館】
発売日: 2006-06-06
参考価格: 770 円(税込)
販売価格: 770 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 395円〜
疾駆する夢〈上〉 (小学館文庫)
佐々木 譲
カスタマー平均評価:  3.5
国産自動車の見事な発展史
敗戦の廃墟から立ち上がった男の物語。 戦争を知らない人たちには、想像できないような何も無い時代に、 捨てられた自転車に、小さなエンジンを付けたところからスタートした 主人公の多門大作が、世界的な自動車メーカーになります。 多門大作が、通産省の官僚にも屈することなく、ユーザーに愛される車を作るのは、 読者の共感を呼びますよ。 痛快です。 若い人には、国産自動車の発展を知ってもらい、年配者には、懐かしい自動車の名前が出てきますから堪りませんよ。 佐々木譲、この作者にハズレはありませんね。 お勧めですよ。
惜しい
私自身が自動車技術に関わる者であり、黎明期の自動車産業に係る題材は面白く、取材もよくしていると思うのだが、情念的なものをもっと排除して書けなかったものだろうか?登場人物が皆、つまらない小者に見えてしまう。また、上下巻を等してたびたびセックス描写がなされているが、これらはこの物語に不要であり、下手なポルノ小説を読んでいるようで不愉快であった。せっかくの話が台無しになってしまう

反乱する管理職

[ 単行本 ]
反乱する管理職

・高杉 良
【講談社】
発売日: 2009-01-27
参考価格: 1,785 円(税込)
販売価格: 1,785 円(税込)
 Amazonポイント: 17 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 395円〜
反乱する管理職 ※一部大型商品を除く
高杉 良
カスタマー平均評価:  4
すこし迎合しすぎ?
東邦生命が外資に吸収されてしまう経緯を社内の若手幹部の視点から書かれた本。(ただしフィクション) 城山三郎さんが、気骨の人だとすると、最近の高杉さんは、少しエンターテインメントの比率が増えてきた感じがします。 この本も、ああ、会社の社長や役員でなくても、がんばって信念に基づいて仕事をしていれば、ちゃんと神様は見てくれているのだ?という感じで、読んでいて爽快な気分になれるのかもしれないが、私のようなひねくれ者は、何だ小説だからこんなうまく行くが、実際にはちょっと…と引いてしまう。 実話の部分とフィクションの部分をうまく混ぜ合わせてあるので、ある実在する生命保険は、このような推移で外資に吸収されてしまったのか…とその内情を現実に起きたのであろう事象として疑似体験できる。 本当は、ノンフィクションにしたほうが書きやすいし、読み手も面白いのだろうが、多分すべてが事実というわけではなく、かなり高い確率で正確なのだが、微妙に違うというところを相手側から裁判に訴えられるというリスクを避けて、このような経済小説になってしまっているのは致し方ないものなのか? また島耕作ではないが、その小説の所々に、別に会社の吸収とはあまり関係のない女性とのやり取りが描かれているのが、何か大衆に迎合しているとでも言うか、売らんかな?のこびた感じがして抵抗がある。何かとてもリアルな女性との関係なのだ(笑)。これが水戸黄門の由美かおるの入浴シーンとか、それこそ古谷一行(チェ・ゲバラ)の名探偵湯煙殺人事件の、混浴の露天風呂シーンなら、笑って済ませるが…。 これを読んで、よし私も社長に物申してやろう!!といきり立つより、とりあえず仕事で実績を出せば、うちのような中小零細は意見がすぐに言えるようになるから、まあ楽はらくだが。ただその意見がオーナーの逆鱗に触れで、今後一切口を聞いてくれないとか、窓際に飛ばされて…というリスクはあるが…。
大衆小説としては面白かった
この著者の作品は久しぶりに読むが、少し辛目に言うと「こんなに薄っぺらいストーリーを書く人だったかなあ」という感じがしました。確かに事実に基づいた内容で、わかりやすく読みやすいのですが、もう少し業界の課題や金融と行政、国内外の関係など掘り下げたものが欲しかったように思います。 どちらかと言うと目をひいたのが、サービスシーン?で、これは出版側が「このくらいの頻度で濡れ場をお願いします」と頼んでるのかもしれないけれど、こんなに描写する必要があるのかという気もします。旅館の女将が迫るシーンなんで、どこのH小説だというくらいで・・ まあ私も含めて男性読者はそこをまた鼻の下伸ばして読むからなんでしょうけれども。 そういう点も含めると清水一行のような雰囲気も感じましたが、それなら思い切ってフィクション部分を増やして、もっと勧善懲悪風にするのもありでしょうか。でもそうなると経済小説ではないんでしょうね。 ハードカバーで買わなくてもよかったかなという読後感で星3つにしました。
タイムリーな出版物
2009年1月、最高のタイミングでありなるべく早いうちに一読を勧める。 小説の結末に若干の不満はあるが、登場人物に実在人物を重ね合わせながら読むことが容易なので一気に読みとおせる。願わくば、主人公の「その後」のほうが知りたくなる作品だ。
リアリティ
当事者でしか知りえないだろうレベルにまで踏み込んだ、きわめてリアリティの高い内容だに10年前のT生命の破綻を題材にしているが、社員の極めて硬直した体質の愚鈍さ、行政官庁と政界の、まさに腐敗しつつある屍肉にむらがるハイエナのあさましさが、鼻につく。本書が今日出版されたのは、10年後の今日においても、未だ生保各社が、自己改革できなず、まさに自身の体の重さに耐えかねて絶滅しつつある恐竜の如き断末魔を迎えている業界への警鐘に違いない。

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 更新日 2009年7月11日(土)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク