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[ 単行本 ]
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錬金術師の伝説
・草野 巧
【新紀元社】
発売日: 2004-06-21
参考価格: 1,260 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,966円〜
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・草野 巧
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カスタマー平均評価: 3
やはり、某アニメの影響でしょうか? 一見、難解そうな錬金術の世界を、錬金術の思想的哲学的な部分よりも、それを扱う者たちに焦点を置いたのが良く、非常にわかりやすいだけでなく錬金術の奥深さや魅力も垣間見せてくれるのが本書の特長です。紹介されている錬金術師たちは、錬金術に成功し富と名声を得た者と、術者の尊大さや周囲の無理解と嫉妬によって投獄され無残な最期を送る者に大別されるようで、どうやら、才能や幸運と並んで、「人柄」も錬金術者として上手くやっていくのに必要だということが、本書から伺えます。錬金術が、黄金の変成や不老不死だけでなく、完成された人間を目指して修練するものであったことが分かる本書の説明は、なるほどと思いました。基本的な錬金術の背景も、巻末の用語集とあわせて紹介されているので、初心者にもとっつきやすく面白く読めると思います。
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[ 単行本 ]
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鏡の国の孫悟空―西遊補 (東洋文庫)
・董 若雨
【平凡社】
発売日: 2002-03
参考価格: 2,520 円(税込)
販売価格: 2,520 円(税込)
Amazonポイント: 25 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,962円〜
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・董 若雨
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カスタマー平均評価: 5
珠玉の一冊・超掘り出し物!! あの「西遊記」の続編という設定で描かれた何とも不可思議な幻想の書。 比較的ページ数は少ないのですが、その内容の豊富さ・奇想天外さに驚かされます。 目眩く幻想の渦に巻き込まれる、その秀逸なストーリー展開、 そして何といっても、その物語の完成度たるや舌を巻く程の出来映え! 読んで損は無い・どころか絶対お薦めの一冊☆です。
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[ 単行本 ]
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黒の血統 (三橋一夫ふしぎ小説集成)
・三橋 一夫
【出版芸術社】
発売日: 2005-12
参考価格: 2,520 円(税込)
販売価格: 2,520 円(税込)
Amazonポイント: 25 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,962円〜
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・三橋 一夫
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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探偵倶楽部 (1) (大活字文庫 (59))
・東野 圭吾
【大活字】
発売日: 2004-07
参考価格: 3,129 円(税込)
販売価格: 3,129 円(税込)
Amazonポイント: 31 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,952円〜
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・東野 圭吾
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カスタマー平均評価: 4
探偵倶楽部があくまでも脇役に徹する短編集 VIPからの依頼を専門に請けおう、会員制調査機関・探偵倶楽部をえがいた連作短編集。
この作品の特徴は、従来の探偵小説と異なり、探偵達の捜査活動を書いているわけではなく、探偵倶楽部があくまでも脇役に徹することである(彼らの氏名も結局明らかにされない)。探偵はあくまでも調査を依頼された事件をクールに調査して来るのみであり、その調査結果の使用方法については各章の主人公である依頼人にゆだねられている。それぞれの事件のプロットはよいので、あとはこの特徴的な設定に読者の側がなじめるか否かで評価が分かれると思う。私の感想としてはこの設定をうまく生かしている章もあれば、主人公の姿がうまくみえず、作品のメリハリがない章もあったように思う。
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[ 単行本 ]
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探偵倶楽部 (3) (大活字文庫 (59))
・東野 圭吾
【大活字】
発売日: 2004-07
参考価格: 3,129 円(税込)
販売価格: 3,129 円(税込)
Amazonポイント: 31 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,952円〜
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・東野 圭吾
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カスタマー平均評価: 4
探偵倶楽部はあくまでも脇役に徹する VIPからの依頼を専門に請けおう、会員制調査機関・探偵倶楽部をえがいた連作短編集。
この作品の特徴は、従来の探偵小説と異なり、探偵達の捜査活動を書いているわけではなく、探偵倶楽部があくまでも脇役に徹することである(彼らの氏名も結局明らかにされない)。探偵はあくまでも調査を依頼された事件をクールに調査して来るのみであり、その調査結果の使用方法については各章の主人公である依頼人にゆだねられている。それぞれの事件のプロットはよいので、あとはこの特徴的な設定に読者の側がなじめるか否かで評価が分かれると思う。私の感想としてはこの設定をうまく生かしている章もあれば、主人公の姿がうまくみえず、作品のメリハリがない章もあったように思う。
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[ 単行本 ]
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モンティニーの狼男爵
・佐藤 亜紀
【朝日新聞社】
発売日: 1995-07
参考価格: 1,631 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,938円〜
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・佐藤 亜紀
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カスタマー平均評価: 5
恋愛小説としても傑作 一冊、哀しい恋の物語を挙げなさいと言われたら思い付く本が何冊ある。
これもその一冊なんですが、只の恋愛ものではありません。一応は伝奇的な要素も入れてみましょうということで、主人公の男爵様には狼男に変身できるというおまけがついています。
尤も、ついているといってもこの地方貴族の男爵様はそれを使って悪魔的な所行に走ったり、悪魔の手先になったりするわけではありません。彼はただただ愛する人に愛して欲しくて狼に変身するのです。
愛する人の浮気が許せなくて、人間であることを止めるのです。
なんてロマンチックな設定でしょう。これだけで、僕のような人間は凶悪な返しのついた釣り針で釣り上げられた魚のようにがっちりとつかまれてしまいます。いかに身をよじって、主人公のモノローグにときおり退屈したような振りをして本を置いてもすぐに手にとって続きをよまずにいられなくなります。
彼が幸せになりますように。愛する人と幸せになれますように。既に決まっている未来を、あたかも自分の祈りで変えられるような幸せな錯覚に陥りつつ頁を繰るのです。ある意味、そういう時には批評する人の目はまったく消えてなくなっていましたね。
さて。話を戻して、ストーリー紹介などを。
前出の狼男爵ことラウール・ド・モンティニーは早くに父と母を無くした地方の貧乏領主の跡取り息子です。彼は、なみいる親戚から自分を守ってくれた叔父の司教とだけはしゃべれるものの、それ以外の人たちとは、たとえ領民相手であったとしてもあがってしまう極度の人付き合いの悪い青年でした。狼をしとめることにかけては天才的な腕を持つものの、それ以外はとりたてて能力のない人でした。
そんな彼に運命の女性との結婚を決めさせたのは前出のアントワーヌというおじさんと、パリに住む大富豪。彼等がお互いの思惑から、さる貴族の娘を莫大な年金つきで連れてきたのが彼の運命の女性、ドニーズでした。彼は、とりたてて美しくもないこの女性に、さみしさからか錯覚からかとても激しい恋をし、最初はしぶっていた結婚を一気に決めてしまいます。それからの彼にとっては、世界とは彼女のことに他ならなくなりました。ドニーズの為に、ドニーズさえいてくれたら。しかし、お互いに一度も愛していると言った事がなく、彼女の冷たい一言一言に肺腑を抉られるような生活しか生み出せない彼。
やがて、そんな彼に退屈していたのか妻に浮気の兆候が見て取れるようになります。ルナルダンというその相手は惚れ惚れするほどの美男だがそれだけのうすっぺらい男。しかし、礼儀正しい彼は臆病にも彼を追い出せず、ついに家に一緒に住むような事態にまでなってしまいます。一言家来に命じるか、つまみ出せばいいものを、妻が一緒に出ていく事を恐れてラウールはそうできないのです。
人一倍やきもちやきで、妻しか見ていないくせにそんなことをするもんだから、彼の精神は狂気の境にまでとんでゆきます。やがて、その嫉妬に焼かれた彼の体は、狼へと変化します。。。。
てなことで、すごく気にいった話だからついつい長くストーリー紹介をしてしまいましたが、物語はここから転がり出すので大丈夫。安心して読んで下さい。それに、この話の場合、プロットそのものもそうですが、この佐藤亜紀という類い稀な筆力を持つ天才の文章に酔いしれるというのも正しい楽しみ方なので、そちらの方からも楽しんでみて下さい。
「小説家、見てきたように嘘を言い」という言葉がありますが、彼女の小説はまさにそんな力に満ちあふれています。他の誰かが書いたとしたらあまりにも作りごとめいて見えるに違いない、中世の、しかもフランス貴族の物語が、彼女の手にかかるとさも本当にあった美しいお伽話のように思えるから不思議です。
他の佐藤亜紀の諸作品からすると、ちょっと小粒な感じがしないでもないですが、それでもとてもとても素敵な物語、恋愛小説であることには変わりがありませんので、是非お読みいただければと思います。
評価は五段階の五。絶賛です。
朴訥な恋愛が愛しいです 歴史の渦に巻き込まれ、美しく退廃していく狼男爵。 様式美とは、上品さと下品さ、洒脱、洗練、気の利いた駆け引き、相変わらずそういったものをたっぷりと楽しめます。 その中で男爵の恋愛だけは朴訥として、一途なところがじれったく愛しい。 男爵似の娘の物語も是非書いて欲しいところです。 退廃的貴族の描写が素晴らしい。 佐藤亜紀氏の小説の主人公は知らず知らずのうちに周りの人間に振り回されている情けない人間が多いが、この小説でもそう。『バルタザールの遍歴』でお馴染みの家柄だけで実力のない(というかやる気のない)貴族はここでも健在。倦怠しきった貴族と成り上がり主義者のコントラストが非常に映える。貴族的退廃を書かせたら一流の作家である。 これは不倫小説ですが。。 この小説について、小谷真理さんが非常にうまいことを言っています。「洗練されすぎていていささか邪悪」でさえある、と。これは佐藤亜紀の小説全般に言えることで、まるで老獪な悪魔が貴婦人を装って社交界で遊んでいる感じというか、こんな小説を書ける人が日本人女性の中に、今いるというのはっきり言って誇らしい。狼に変身してしまうという田舎男爵をめぐる不倫(するのは妻ですが)小説。読まなきゃ損です。
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[ 文庫 ]
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最後の奇跡 (幻冬舎文庫)
・青山 圭秀
【幻冬舎】
発売日: 2003-04
参考価格: 840 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,477円〜
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・青山 圭秀
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カスタマー平均評価: 3
20世紀末のメッセージかな? 現在の人類が瀕している危機状況に関して、又信仰とは何かということについての著書なりの表現がこの 本のテーマかと思います。キリスト教についてというのがちょっとこれまでの著者の著作にないので意外でした。 この本を読んで、正直将来こういう大規模な災害が起こるのではないかととても恐怖感を感じました。実直な感想としては、これまでの著者の本から得られたような心に響きかけるメッセージがこの本からは あまり感じられませんでした。 カトリックの啓蒙署 e?'a±±a??a?"a??a?-a??a ̄?ao|a?Ra??a??e'-a??a?§a??a?e'-e...a? ̄a-\a?¬a?≪a??a?'a??a?a??e≪?a??a?aa?μa??a??a??a?Rc'1a≫?e...a?§a??a??a?a?≪a??a?aa??a? ̄a?≪a??a??a?|a??e??a,,a?≪a・±a??a??e??a?'a??a?-a?|a??a??a?"a?¨a?'e¨?a??a?-a?|a??a??a??a?c§?a??aR-a??a,e?¬a?≪a??a??a?|a°'a?-a? ̄e-¢a??a?'a??a?£a?|a??a??a??a??a?≪a??a?aa??a? ̄a?¨a??a??a?Ra? ̄a??a??a??a?≪a¨ca¨?a,≫c?cc??e?2a?ca??a?・a??a?|a・±a??a? ̄e,?e??a??e?£a??a?¨a??a??a?°e±!a?'a?"a??a??a?§a??a?£a?|a??a??a?-a??a?a?"a?Ra?¬a? ̄c§?a?≪a?¨a?£a?|a??a??a??a'3a?§a?≪a??a?aa??a? ̄a?Ra?"e'?a?,a?aa?Ra?§a??a??a?a?!e...a?Ra-1a...a?Ra?!a≫°a?Ra??a§?a??a°'a?-a??a?'a??a?£a??a??a??a?aa°-a??a?-a??a??(a??a??a?a?"c3≫a?¨a?-a?|c??a?-a??a??a??a?!a??a??a?a?¨a??a??a?Ra? ̄a?!a??a?£a?¨a?a?¨a??a??a°-a??a?-a??a??a??)a?e?-a ̄?a??a?aa?¢a?Re??e?¨a?¨a??a??a?"a?Ra?¬a?Ra??a??a??a? ̄a?"a??a??a??a?"a?¨a?'a?!a??a?aa??aooa?≪a? ̄a?¨a?£a??a??a?≪a??a??a?§a?-a??a??a??a?c§?e?aeo≪a? ̄a?"a??a??a??a?'e?¢a?'a??a??cμ?e¨"a?-a?|a??a??a??a?Ra?§a?μa?-c?!a??a...\a??e??a??a??a?-a??a?a?¨a?"a??a!?§e?'a±±a??a?"a? ̄a??a??a??a??a?"a??a??a?§a?Re?-a??a?aa?¢a?Re??e?¨a?¨a??a??a??ao?a≫¶a?'c¶?a ̄?a?≪ea?a?1a?"a?Ra°?ea¬a?Ra,-a?≪a??aR?a?≪a??c??a??a??a?|a??a??a??a??a?Ra?§a?-a??a??a??a?2000a1'a??a?≪aR?a?¨a?-a??e?-a?,a?Ra??a?aa?¢a?¨c??a,-a?≪e??e?¨a?-a?|a??a??e?-a ̄?a?¨a? ̄a??e-?a?Ra?¬a??a?≪a??a??a??a?¶e??a??a??a??a?§a?"a?Re??a??a??e??a'3a・±a??a?a??a??a?-a??a?e?-a?,a?Ra,-a?Ra??a?aa?¢a? ̄a?Re?a?Raooe-"a?Ra ̄?a?¨aR?a?ca??a??a??a?aa??a?Ra?≪a ̄?a?-a?e??e?¨a??a??e?-a ̄?a? ̄a??a??a?≪a\3c\?a?Ra??a?'a??a??a??a-?a?¨a?§a?a?aa??a??a??a?aa??a?Ra??a,?a?e-°a?aa?¨a?"a??a?§a??a?a??a? ̄a??e??a?¨a?-a?|a??e? ̄a??a??a??a?¨a??a?"a?ac"?e?-a??a??a??a?'a?|c\?e?'a??a±?a§a??c??a??a?|a??a??a?Ra?§a?-a??a??a??a?-a?
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[ 単行本 ]
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リトル、ビッグ〈2〉 (文学の冒険シリーズ)
・ジョン クロウリー
【国書刊行会】
発売日: 1997-07
参考価格: 2,730 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,899円〜
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・ジョン クロウリー ・John Crowley
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カスタマー平均評価: 5
わかるぞ、オーベロン! 恣意的に区切れば主に上巻はスモーキー、下巻はオーベロンについての話である。下巻はエリエル・ホークスキルの記憶に関する理論が難解であり、それが本書をさらに迷宮入りさせているのだが、オーベロンの旅立ち後の恋の件は大いに共感したし、感動した。例えば「表を上にして」の章は、男性と女性それぞれの性についての認知のあり方やその後の世界観を如実に表していると思われる。また、「囁き声の通路」の章は、互いに見えないくらい少し離れた場所から囁き、その囁き声が脇を通る他人には聞こえず二人だけにしか聞こえない仕組みになっている、何ともロマンティックな場所が出てくる。これを見れば電話やメールの伝達なんて如何に陳腐で面白味や緊張感に欠けることかと思わずにはいられない。
描写表現はどこをとっても繊細で、かえって読みにくい程であるが、その中でも感銘を受けたのは「僕はゆっくり振り返る」の章である。お互いに本音を告白し合うことをせず、うわべだけを聞くような関係であったスモーキーとオーベロン父子を、背中合わせの二人と見立てていることは見事としか言いようがない。
本書は謎が多いけれども一方で確実にわかるものもある。登場人物たちが老いていくように、基本的には不可逆的に時間は進行している。とりわけ季節についての記述は多く、特にそれが空間と連関させて書かれている点に新鮮さを感じた。再読、三読すればもっと多くのことが確実になるのかもしれない。
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[ 単行本 ]
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ことばの散歩
・望月 努
【土曜美術社】
発売日: 1987-07
参考価格: 1,890 円(税込)
販売価格: 1,890 円(税込)
Amazonポイント: 18 pt
( 一時的に在庫切れですが、商品が入荷次第配送します。配送予定日がわかり次第Eメールにてお知らせします。商品の代金は発送時に請求いたします。 )
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・望月 努
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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救世主少女マアラ―メイデン・メサイア
・ジュリー ベルターニャ
【バベルプレス】
発売日: 2008-12
参考価格: 1,890 円(税込)
販売価格: 1,890 円(税込)
Amazonポイント: 18 pt
( 在庫あり。 )
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・ジュリー ベルターニャ ・Julie Bertagna
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カスタマー平均評価: 0
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